占いサイトにはまっていた時期があった。ご多分に漏れず、恋愛関係の悩みを抱えて、
さらに仕事のことも行き詰まり、なかなかどうにもひとりでは進めない。
そんなときに占いサイトに力を借りていたのである。占いサイトは私を詳しく教えてくれる。
私をよく分かってくれている。無料診断の段階で、悩んでいる私の心をぐっとつかんでくる。
そして会員登録。気になる相手との相性をチェックしたり、今後の運勢を気にしてみたり、
一気に情報がもたらされて、それはもう、発見の日々!自分のことだけでなく、
気になる相手のこともよく分かっているなあとほれぼれしてしまう。今日はどんな日になるのか、
1日1テーマの占い診断の更新が毎日待ち遠しくなってくる。そして有料占いものぞいてみることにした。
知りえない未来が手に入るのならば、それは是が非でも手に入れたい。
有料占いは星の数ほど展開されているから、どんなテーマなのか、じっくり見て、一つに絞り込む。
しかし、人の欲望というのはやっかいなもので、嬉しい結果があるとさらに別の占いを詳しく見たくなってしまうし、
自分の意に沿わないものであれば、違う結果を求めたくなる。
私はさみしい気持ちが増すほどに有料占いにのめりこんでいたように思う。
だから夜、占いを見たくなる気持ちをぐっとこらえる。夜はとても感傷的になりやすいから。
占いって、本当は自分を後押しするためのツールなのではないかと思う。
自分に必要な行動にふさわしい時を諮るような。気持ちが揺らぐ時こそ見たくなるけど、
もしかしたら気持ちが定まった時、はっきりしたテーマをもって占ってもらうのが一番良いのかもしれない。

千葉県路上の少し怪しい手相占い

千葉県内の駅で友人と待ち合わせをしていました。土曜日の夜でした。その駅近辺は飲み屋やカラオケ屋が多く、賑わっています。友人が1時間程遅れるとのことで、時間潰しにそこら辺を散歩していると、裏の路地の方に「手相占い」という旗を掲げておりライトで照らされている小さな机があり、男性の方が椅子に座っていました。いかにも怪しい感じでしたが、1回500円と書かれているので、リーズナブルですし試しに占ってもらうことにしました。
男性は40代位の眼鏡をかけたおじさんでした。ジーパンに普通のトレーナーを着ていて、普通抱く占い師のイメージとは全く違いました。
占いお願いします、と言うと笑顔で、ありがとうございます、修行中でして、と返されました。修行中だから値段も低かったのでしょう。
名前と生年月日と血液型を聞かれて答えると、ノートに素早くメモを取っていました。何を占って欲しいのか、と聞かれることなく、机のライトを手元に近づけて、私の左手を見ました。虫眼鏡のようなものでまじまじと見て、手のマークが書かれた紙に線を書いてメモをしていました。研究材料にするのでしょうか。数分見続て、今度は同じように右手を見ました。
その後手元の資料を見ながら、彼は以下のように喋り始めました。
「健康状態が良くない、特にお腹の調子が良くない。そうすると心配や不安という気持ちが出てくるので、精神的にも調子が悪くなってくるから、食事には気をつけること。そしてしばらく恋愛をしていないようだが、能動的になれば半年後に良い人に出会える。そして今の仕事をコツコツやると2年後の夏に良い事が起きる。」
私はまず驚きました。その当時お腹の調子が悪く、内科へ行き整腸剤を処方されていたのです。仕事のストレスから過食気味でした。手相で健康状態が分かるのかという面が非常に不思議でしたが、ドンピシャで当たっていました。
感心しながら、その場を後にしました。
半年後ではないですし、そこまで能動的だったとは言いづらいのですが、その約9ヵ月後に彼女が出来ました。今でも関係は続いています。
そして仕事の方は、2年後の夏、昇進はしませんでしたが、ボーナスが倍に増えました。
当たってるといえば当たっている。少し不思議な占いでした。